世界で一番高価なインドネシア産のニワトリ、つがいで5,000ドル
- 公開
- 2023/12/10
- 更新
- 2024/01/01
- この記事は約3分51秒で読めます。
数字でみるインドネシアの高価なニワトリ
つがいで5,000ドルの世界一高価なインドネシア産ニワトリ
ニワトリはインドネシア人にとって、とてもなじみがある動物です。食用や卵をとるためだけでなく、観賞用にニワトリを飼う愛好家も大勢います。
オンラインマガジンBeautiful Lifeは、2023年6月に「世界の高価なニワトリ」ランキングを発表。これによると、1位はインドネシア産のAyam Cemani(チェマニ鶏)という黒いニワトリです。値段は、2位のベトナム産Dong Tao(ドンタオ)の2倍近い、1つがい5,000ドル(73万5,520 円)になることもあるそうです。
また、インドネシア産としてはAyam Ketawa(ケタワ鶏)が100ドル(1万4,710円)で、6位に入りました。
Beautiful Lifeによる「世界の高価なニワトリ」ランキングは以下の通り。いずれもユニークかつ希少なニワトリです。(価格は1つがいあたり)
- Ayam Cemani(インドネシア):5,000ドル(73万5,520円)
- Dong Tao(ベトナム):2,600ドル(38万2,470円)
- Kadaknath(インド):1,200ドル(17万6,520円)
- Bresse(フランス):350ドル(5万1,490円)
- Deathlayer(ドイツ):200ドル(2万9,420円)
- Ayam Ketawa(インドネシア):100ドル(1万4,710円)
- Olandsk Dwarf(スウェーデン):100ドル(1万4,710円)
- Orust(スウェーデン):100ドル(1万4,710円)
- Svart Hona(スウェーデン):85ドル(1万2,500円)
- Pavlovskaya(ロシア):75ドル(1万1,030円)
参考1:Seasia News Instagram @seasia.news
参考2:Beautiful life「TOP 11 MOST EXPENSIVE CHICKENS IN THE WORLD」
映像でみるインドネシアの高価なニワトリ
世界一高価な黒いニワトリ「Ayam Cemani」

こちらの動画には、「家禽のランボルギーニ」とも呼ばれる世界一高価なニワトリAyam Cemaniが登場します。Cemaniとはサンスクリット語で「黒」を意味します。
Ayam Cemaniはとさかからつま先まで、さらに肉や骨まで、全身が黒色で、価格は舌が灰色か黒色かによって異なります。この養鶏場の男性の話では、高いのは舌が黒色の個体で、生後1か月のものは100万ルピア(9,500円)ほど。大人は1,000万ルピア(9万4,950円)ほどになります。
一方海外ではより高く、イギリスやアメリカでは1羽あたり2,900万ルピア(27万5,360円)程度になります。エキゾチックで美しい見た目だけでなく、気性が穏やかなことも人気の秘密です。
インドネシアのいくつかの地域では、Ayam Cemaniは「災厄を防ぎ、幸運をもたらす」神秘的な力があると信じられてきました。Ayam Cemaniを生贄にする儀式が受け継がれている地域もあります。
参考:okezone「4 Negara Tertarik Ekspor Ayam Cemani」
笑うニワトリ「Ayam Ketawa」

Ayam Ketawaは「笑うニワトリ」を意味します。その名の通り、笑っているような鳴き方をするニワトリです。
Ayam Ketawaはもともと南スラウェシ州産のニワトリですが、現在ではその愛好家のコミュニティは国内各地に広がっています。先ほどのCemaniが儀式に使用されてきたのに対し、Ayam Ketawaは鳴き声を愛でるため、そして動画のような品評会に出すために飼育されます。
Ayam Ketawaの品評会は、鳴き声コンテストです。
品評会で優勝するなど輝かしい実績を持つ個体は市場価値が高まります。例えばバリ島で8回の優勝経験を持つAyam Ketawaに、1億5,000万ルピア(142万4,260円)の値がついたこともありました。
品評会はニワトリを競わせるだけでなく、愛好家たちの交流の場ともなっています。また、このようなイベントを継続的に開催することは、Ayam Ketawaという種の保存にも寄与しています。
参考:detik.com「Wow, Ayam Lady Gaga di Bali Harganya Capai Ratusan Juta」
愛好家が増えているニワトリ
以上で紹介した以外にも、インドネシアにはユニークな特徴をもつさまざまな鶏がいます。主に観賞用として飼育されるこれらのニワトリの価格は一般的な食用種と比べるとはるかに高く、しかも品評会などで実績を積んでいると価格は何倍にもなります。
インドネシアでは観賞用の鳥を飼うことは、主に男性の趣味。住宅地の一角で、たばこをふかしながら自慢のニワトリに水浴びをさせる人の姿を目にすることもあります。
観賞用ニワトリの人気は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、外出がしづらくなった期間に上昇。それを見て国内外向けに商売を始め、利益を上げている事業者もいるようです。
※円表記は、2023年12月5日のレート(1ルピア=0.0095円/1ドル=140.10円)で換算したものです。
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