インドネシアは世界一「ポジティブな国」
- 公開
- 2023/07/31
- 更新
- 2023/12/31
- この記事は約3分43秒で読めます。
数字でみる「ポジティブな国」インドネシア
「国民がポジティブな感情を持っている国」インドネシアが85ポイントで同率1位

アメリカの世論調査及びコンサルティング会社Gallup(ギャラップ)は、ポジティブさとネガティブさに関する調査レポート「Global Emotions 2023」を発表しました。
目には見えない感情を数値化するユニークなこの調査は、2022年に142か国で15歳以上の合計14万7,000人を対象に実施されました。
質問は以下の5つで、それぞれについて「はい」という回答を「ポジティブ」として集計し、結果は、同社の指標により0~100のスコアで表されます。
【ポジティブ度を測る5つの質問】
- 十分に休んでいますか
- 敬意を持って扱われていると感じますか
- たくさん微笑んだり笑ったりしますか
- 何か面白いことを勉強したり実行したりしていますか
- 何かについて「快適だ」「楽しい」とよく感じますか
この調査によると、インドネシア、メキシコ、パラグアイ、フィリピン、ベトナムが85ポイントで同率1位となりました。以下、10位までは中南米と東南アジアの国が占めています。
参考1:Katadata Instagram @katadatacoid
参考2:detikcom「11 Negara yang Penduduknya Paling Merasa Positif, Indonesia Nomor Satu」
インドネシア人がポジティブな理由
東南アジアや中南米は一年中暑い熱帯の地域が多く、「明るくアクティブな人が多い」というイメージを持つ方もいるでしょう。では、なぜインドネシアが「ポジティブな国」1位となったのでしょうか。
些細なことは気にしない、明るくポジティブな国民性の理由はいくつか考えられますが、その1つに、楽しさを誰かと共有する文化が挙げられます。
SNSで発見したおもしろい写真や動画をシェアしたり、世間話をしながら美味しいものを食べたりと、仲のよい人たちと楽しいことを共有することで、インドネシアの人たちは「いま」の幸福感に気づきやすいのかもしれません。インドネシア人のレジャーや外食は、常に「だれかと」、できれば「大勢で」が基本です。
また、インドネシアでは多くの人が一神教を信仰しており、神に祈ることにより悲しみ、悩み、苦痛を和らげ、うまくストレスをコントロールできている人が多いのではという説もあります。もちろん、国自体が経済成長の真っただ中であり、人々の所得が上がり、社会インフラが整っていく過程を目の当たりにしていることも影響しているでしょう。
映像でみる「ポジティブな国」インドネシア
早朝のガソリンスタンドからTikTokトレンドが誕生

早朝にガソリンスタンドで働いている若者が、「Sayap Pelindungmu(きみの守りの翼)」をBGMに、翼を表現していると思われる自作のダンスを披露する動画が、TikTokで話題になりました。
落ち着いた雰囲気の曲、若者の真剣な表情、そして激しくコミカルなダンスの組み合わせが見る人を思わず笑顔にしてしまうこの動画。大勢のTikTokユーザーがまね、あっと言う間に拡散しました。元の動画は既に78万回近く再生されています。
日本であれば危うく「バイトテロ」になりかねない投稿ですが、この程度であればインドネシアではまったく問題になりません。むしろ、「暗いうちからお仕事お疲れさま!」「ダンスが最高!」とポジティブに受け止められています。
いつでもその場で楽しさを見つけようとするこの若者も、おもしろい動画を共有してみんなでトレンドを作り出すTikTokユーザーも、「楽しみ上手」のお手本のように見えます。
インドネシアのみんなで集まって笑う文化

インドネシアでは、道端や、Warkopと呼ばれる小さな喫茶店などに男性たちが集まり、世間話をしたり、チェスや腕相撲などをして遊んだりしているのをよく目にします。多くは自営業者か、既に退職したと思われる中高年の男性ですが、近年は配車サービスのバイクのドライバーが、注文を待つ間に休憩するたまり場もあちらこちらにできています。
インドネシア人の緩く曖昧な時間感覚は、「ゴムの時間」と表現されることがあります。ゴムの時間に生きる人たちが、何となく、のんびりと集まり、ただダラダラする、そんな日常がポジティブ思考の元なのかもしれません。
こちらの動画は、Warkopと思われる屋外の飲食スペースで腕相撲を始めた男性の1人が、気合いを入れすぎて入れ歯を落としてしまうというハプニングを撮影したもの。
本人も周りの人も大笑いしている様子はなんともほのぼのしていて、小さな楽しみを追い求め、みんなで共有するインドネシア人の日常がよく表れています。この投稿には2か月で、5万6,000件のイイねがついています。
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