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インドネシアのスマホゲーム市場と概況(市場規模、利用実態、人気のゲーム、ゲーム会社)

公開
2023/09/03
更新
2023/12/26
この記事は約7分55秒で読めます。

インドネシアはゲーム市場の成長が著しく、その中でも特に目立つのがスマホ・モバイルゲーム市場の拡大です。

スマートフォンの普及が進んでいるうえにゲームに興味を持ちやすい若年層が増えているインドネシアでは、これからさらにスマホゲーム市場が盛り上がっていくことが予想されます。

そこで本記事では、インドネシアのスマホゲーム事情についてまとめました。市場規模や利用実態、人気のスマホゲーム、課金の状況、有名なスマホゲーム会社などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

円表記は2023年8月16日のレート(1ルピア=0.0095円、1アメリカドル=146円)で換算し、記載しています。

インドネシアのスマホゲームの市場規模

アプリ分析データ会社Data.aiがGoogle Playのアプリダウンロード数を調査したところ、インドネシアのスマホゲーム市場は世界で3番目の大きさだと分かりました。

この調査によると、インドネシアのスマホゲームユーザーは2022年、スマホゲームに総額3億7,000万ドル(538億5,600万円)を費やしました。これは、前年と比べて5,000万ドル(72億7,800万円)増加しています。

また統計プラットフォームのstatistaは、インドネシアのスマホゲーム市場は2023~2027年にかけて年間6.6%成長し、その市場規模は2027年までに12億8,000ドル(1,863億1,300万円)に達すると予測しています。

インドネシアのスマホゲーム市場はすでに世界屈指の規模であるのに加えて、これからさらに成長することが期待される有望市場でなのです。

参考1:VIVA.co.id「Indonesia Becomes the Third Largest Mobile Game Market in the World」
参考2:statista「Mobile Games – Indonesia」

インドネシア人のスマホゲームの利用実態

イギリスの市場調査およびデータ分析会社YouGov の調べでは、インドネシアのゲームユーザーの72%がスマホゲーム、37%がPCゲーム、15%がプレイステーションなどの家庭用ゲームを楽しんでいます(2020年時点/複数回答)。

さまざまなゲームの中でも特にスマホゲームの需要が高いようですが、インドネシア人は一体どのようなゲームに興味を持ち、1日にどのくらいの時間を費やしているのでしょうか。ここでは、インドネシア人のスマホゲームの利用実態を紹介します。

参考:databoks「Orang Indonesia Paling Banyak Bermain Gim di Smartphone」

インドネシア人の1日のオンラインゲーム利用時間

Asosiasi Penyelenggara Jasa Internet Indonesia (インドネシア・インターネット・サービス・プロバイダー協会)の調査によると、調査対象者8,510人のうちオンラインゲーム(PC・スマホ含む)をプレイしたことがあるのは23%のみでした。

ただ、オンラインゲームをプレイしたことがある人のうち1日あたり4時間以上をオンラインゲームに費やしている人は42%にものぼり、以降は3~4時間が27%、2~3時間が12%、1~2時間が11%と続きます。

日本人オンラインゲームユーザーの平均時間は1日約2時間40分で、それと比べるとインドネシアのユーザーたちがかなりの時間をオンラインゲームに費やしていることが分かります。

なお、インドネシア人オンラインゲームユーザーのうち大会に参加したことがある人は10%。10%の特に熱心な人たちの中には、プロのゲーマーを目指す人もいます。

参考1:databoks「Mayoritas Konsumen Game Online Main Lebih dari 4 Jam Sehari」
参考2:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「オンラインゲームの動向整理|P5. 1.2 オンラインゲームの利用状況」

2022年にインドネシアでダウンロードされたスマホゲーム

以下は、2022年にインドネシアで最もダウンロードされたスマホゲームとそのジャンルです。

  1. Stumble Guys(パーティー、パーティーロイヤル)
  2. Higgs Domino Island(カジノ、ドミノ)
  3. Mobile Legends: Bang Bang(アクション、マルチプレイオンラインバトルアリーナ)
  4. Free Fire(シューティング、バトルロイヤル)
  5. Subway Surfers(アクション、ランナーズ)
  6. Super Sus(パーティー、マフィア、裏切りゲーム)
  7. FIFA Soccer (スポーツ、シミュレーションスポーツ)
  8. Stickman Party(パーティー、ミニゲーム)
  9. Sakura School Similator (シミュレーション、アバターライフ)
  10. Roblox(シミュレーション、サンドボックス)

参考:Kompas.com「10 Game HP yang Paling Banyak Di-download di Indonesia」

eスポーツゲームも人気を集める

インドネシアは最近eスポーツ市場が盛り上がっており、スマホゲームにおけるeスポーツ分野の成長に注目する企業も少なくありません。

例えばインドネシアのeスポーツチームEVOS Esportsの共同創設者兼最高マーケティング責任者のMichael Wijaya(マイケル・ウィジャヤ)氏は、「2021年の東南アジアのゲーマー総数2億7,450万人のうち、インドネシアは約43%を占める」と述べました。先述の「2022年にインドネシアでダウンロードされたスマホゲーム」の3位Mobile Legends: Bang Bangや4位Free Fireもeスポーツゲームです。

インドネシアのeスポーツチームは多くの国際大会で高い成績を残しており、プロ選手たちの存在もインドネシアのeスポーツ市場を盛り上げています。

大統領杯の開催やIndonesia Esports Assosiation(インドネシアeスポーツ協会、通称IESPA)の設立など、日本と比べてeスポーツ分野への国の後押しが強いインドネシア。今後どのくらい市場規模が拡大するのか、注目していきたいところです。

参考:GRUD GAMES.ID「Ternyata Segini Uang yang Dihabiskan Gamers Indonesia untuk Top Up」

インドネシアで人気のスマホゲームジャンル

以下は、2022年にインドネシアで行われた調査の中の、「好きなモバイルゲームのジャンルは何ですか(複数回答)」という質問に対する回答をまとめたものです。

1位が「MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)」の65%で、以降は「バトルロイヤル」が31%、「アクション・アドベンチャー」が16%、「ボードゲーム」が13%、「スポーツ」が11%と続きます。

また、やや割合は減りますがゲームセンターに設置されるアーケードゲームのスマホ版や、戦略を練って土地や財産などを獲得するストラテジーゲーム、そのほかパズルゲームなどを好む人も一定割合いました。

ボードゲームやパズルは渋滞の待ち時間に気軽に暇つぶしできるため、そこまで割合は高くないものの一定のユーザー数がいます。

バトルやアクションゲームが人気な理由

バトルやアクションゲームが人気を集める理由として、昔と比べてこの2つのジャンルのゲームが、スマホで気軽にプレイできるようになったことが考えられます。

パズルゲームゲームやカジノのように、小型ゲーム機や携帯電話、スマートフォンでも長年親しまれてきたゲームとは異なり、バトルゲームやアクションゲームは、PCやテレビなど大画面でプレイするのが主流でした。しかし、最近はスマホでも高画質で臨場感のあるバトルやアクションゲームを楽しめるようになっています。

インドネシアではPCやゲーム機よりスマートフォンのほうが安く手に入れやすく、今まで金銭的な理由でPCや家庭用ゲームを持つことができなかった人も気軽にプレイできるようになったという見方があります。

インドネシア人はアプリに課金するのか

インドネシアのスマホゲームユーザーがどのくらいゲームに課金するのか、eスポーツゲームのFree Fire、Mobile Legends: Bang Bang、PUBG Mobileを参考に紹介します。

EVOS Esportsの共同創設者Michael Wijaya氏によると、インドネシアのゲームユーザーが1回の取引に費やす金額は「100,000ルピア(950円) 未満」が68%で最多。次に多いのが「100,000~300,000ルピア(950~2,850円)」の27%で、その次が「300,000ルピア(2,850円)以上」の5%となっています。

また別の調査ではスマホゲームに「課金しない」と答えた割合が38%にのぼるという報告もあり、インドネシアにいる多くのスマホゲームユーザーは少額または無料でゲームを楽しんでいることがわかります。

参考1:GRID GAMES.ID「Ternyata Segini Uang yang Dihabiskan Gamers Indonesia untuk Top Up」
参考2:Licolice「Indonesian Loves Smartphone Games, But Reluctant to Pay」

インドネシアのスマホゲーム会社

最後に、インドネシアで有名なスマホゲーム会社を紹介します。

Agate(アガテ)

Agateは2009年、わずか18人のメンバーで始めた小さな会社でした。しかし翌年にリリースした「Earl Grey and Rupert Guy」がわずか1週間でプレイヤー数100万人を突破して話題になり、その高い開発力は業界内でもよく知られるようになりました。

そのほかにも、毎月58,000人のアクティブユーザーを誇るゲーム「Football Saga」など、インドネシアだけでなく海外からも注目を集めるゲームを多くリリースしています。

現在は豊富なゲーム開発の経験を活かして、アプリ内の機能強化サービスの提供や、VR・ARによる次世代テクノロジーを活用した機能の提供などを行い、ゲーム業界全般の成長を促すビジネスを展開しています。

参考:Agate

Megaxus(メガクスス)

Megaxusは2006年に設立されたゲーム会社で、スマホゲームとオンラインゲームに重点を置いたサービスを展開しています。同社が開発した有名ゲームの1つが「Ayodance(アヨダンス)」。音楽に合わせて踊りながらキャラクターのファッションアイテムを揃えるユニークな発想で、多くの人の心をつかみました。

ほかにも、幽霊にバッソ(インドネシアのミートボール)を作る「Bakso Horror」や、ひたすら高いタワーを建設してハイスコアを目指す「Tower Fever」など、さまざまなジャンルのゲームを手がけています。

また、人々が安全な環境でゲームに課金するための決済サービスの開発・提供や、ゲームの企画・宣伝広報を手がけるパブリッシングサービスなども行っています。

参考:Megaxus

Touchten Games(タッチテン・ゲームス)

Touchten Gamesは大手のゲーム開発会社の1つです。

寿司やラーメン、デザートなどの料理を時間内に作るタイムマネジメントゲームシリーズのほか、ペットと旅をする「Piper’s Pet Cafe」やクロスワードパズルを解いて商品を得る「TTS2」など、さまざまなゲームを開発。主力ゲームの「Sushi Chain」は合計120万ダウンロードを超えています。

また、Google Play Indonesia Games Contestで優勝経験があり、さらにフォーブス社のインドネシア・ライジング・グローバル・スター賞を受賞するなど、数ある賞を受賞しているのも、同社がオンラインゲーム業界で注目される理由です。

参考:Touchten Games

伸び盛りのインドネシアのスマホゲーム市場

国がeスポーツ分野の成長に積極的なこと、スマートフォンの普及が進んでいることなど、インドネシアではスマホゲーム市場が盛り上がる土壌が着実に整ってきています。

また、国民の所得が上がってきていることから、今後は課金率が上がり、さらに市場規模が拡大していくことでしょう。

エンターテイメント分野でのインドネシア進出に興味がある企業様は、今伸び盛りのスマホゲームに注目してみるのもおすすめです。


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インドネシア人は1日にどのくらいオンラインゲームをしますか?

オンラインゲームをしたことがある人のうち、42%の人が1日4時間以上、27%の人が3~4時間、11%の人が1~2時間をオンラインゲームに費やしています。

インドネシアでダウンロードされたスマホゲームを教えてください。

2022年最もダウンロードされたスマホゲームがStumble Guysで、そのほかにはHiggs Domino Island、Mobile Legends: Bang Bangなどが多くダウンロードされました。

インドネシアにはどのようなスマホゲーム会社がありますか?

インドネシアには、リリースから1週間でプレイヤー数が100万人を超えた人気ゲーム「Earl Grey and Rupert Guy」を生み出したAgateのほか、ダンスゲーム「Ayodance」で有名なMegaxus、タイムマネジメントゲーム「Sushi Chain」で有名なTouchten Gamesなどがあります。


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