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インドネシアのTokopediaライブ事情とライブ配信の始め方

公開
2023/10/10
更新
2024/02/02
この記事は約7分2秒で読めます。

インドネシアで普及するECプラットフォームの1つTokopedia。2023年の第1四半期には月間の訪問者数が1億1,700万人に到達した、同国のオンラインショッピングサイト最大手の1つです。

そんなTokopediaの機能の中でも人気を集めているのが、ライブ配信機能の「Tokopedia Play」です。ECとライブ配信が融合したライブコマースサービスで、大企業だけでなく、中小零細の事業オーナーも活用しています。

そこで本記事では、インドネシアでビジネスを始める際に知っておきたいTokopedia Playについてまとめました。Tokopedia Playの特徴やメリット、さらに具体的な始め方をインドネシア語の画像付きで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

参考:statista「Number of monthly web visits on Tokopedia in Indonesia from 1st quarter 2018 to 2nd quarter 2022」

Tokopediaとは

Tokopediaは2009年にインドネシアで開設されたECプラットフォームで、2023年の第1四半期には月間の訪問者数が1億1,700万人に到達。2022年まではインドネシアで最も利用者数が多いECプラットフォームでした(2023年時点ではShopeeに次ぐ2位)。

販売者にとっては、誰でも無料で出店できる、提携している配送業者が多い、売り上げを伸ばすための機能が充実しているなどの点が魅力。購入者にとっては、全国に販売者がいるから送料が安く済む、支払い方法が多様、税金や公共料金の支払いもできるといった点が魅力で、老若男女幅広い層から利用されています。

参考:databoks「5 E-Commerce dengan Pengunjung Terbanyak Kuartal I 2023」

Tokopedia Playとは

Tokopediaの機能の1つであるTokopedia Playは、自身がTokopediaで開設したショップの商品を宣伝するために活用できるライブ配信サービスです。

配信者はTokopedia Playを通して、視聴者に向けてライブ配信限定の特別なプロモーションを提供できたり、静止画では分からない商品の魅力を動画で伝えたりできます。また視聴者にとっては、ライブ配信画面からそのまま商品を購入できたり、配信者にコメントを通して商品の質問をできたりといったメリットがあります。

Tokopedia Playはインドネシアで人気のライブコマースサービス

インドネシアではライブコマースの需要が高まっていますが、その中でもTokopedia Playは特にリーチできるユーザーの多いライブ配信サービスの1つです。調査会社Jakpatが2022年6月に2,712人を対象に実施した調査によると、最も利用されているライブコマースサービスはShopee Liveで、以降はTikTok Live、Instagram Live、Tokopedia Playと続きます。

この4つのサービスのうちECプラットフォームに開設した自身のオンラインショップと連携して使えるのは、Shopee LiveとTokopedia Playの2つのみ。配信者数を見ても、Shopee LiveとTokopedia Playは同じくECプラットフォームであるLazadaやBukalapakのライブ配信サービスを大きく上回ります。

インドネシアでECによる商品販売を行うなら、まずはこの2つをおさえておくのがよいでしょう。

参考:databoks「Survei Jakpat: Shopee Rajai Penggunaan Live Shopping di Indonesia」

Tokopedia Playをライブ配信に利用するメリット

Tokopedia Playは、企業が自社のブランドや商品の認知を高めるのに効果的なツールです。ここでは、ビジネスの場においてTokopedia Playを活用するメリットを紹介します。

自身のオンラインショップへ誘導しやすい

Instagram LiveやTikTok Liveでもライブ配信はできますが、これらのSNSはオンラインショップと連携できません。そのため視聴者は、ライブ配信中に気になった商品がある場合、ライブ配信中やライブ配信後に外部サイトへ飛ぶ手間が発生します。

一方、Tokopedia PlayはTokopediaのオンラインショップと連携して使うため、1つのWebサイトやアプリで視聴から購入まで完結できます。ほかのSNSと比べて商品に辿り着くまでの手間がかからないため購入意欲が下がりにくく、購入につながりやすいのが強みです。

また、ライブ配信をきっかけに配信者のオンラインショップを気に入った視聴者が、別の商品を購入したり、定期的にライブ配信を見に来てくれたりと、ライブ配信をファン獲得につなげられるのもメリットです。

キャンペーンを通して売り上げを伸ばしやすい

Tokopedia Playは、購入意欲を高めるようなキャンペーンやイベントが充実しています。

例えばTokopediaでは年に1回、アニバーサリーキャンペーンを実施しています。2023年に開催された第14回目では、すべてのTokopediaユーザーの取引に送料無料や割引、キャッシュバックなどが適用され、多くの人の購入意欲が高まりました。

日頃からTokopedia Playで地道にライブ配信を続けておくことで、キャンペーンのようなビッグチャンス時に売り上げを大きく伸ばすことが可能です。

ライブ配信の分析ができる

インドネシア政府は2023年10月、SNSプラットフォームがECプラットフォームを兼ねることを禁止する規制改正を承認。その後、TikTokやInstagramのショップ機能は利用できなくなりました。

そのためECプラットフォームを持たないTikTok Live やInstagram LiveなどのSNSでは、ライブ配信を通して商品の宣伝はできるものの、ライブ配信のおかげでどのくらいの商品が売れたか正確な数字を把握するのが難しい状況にあります。

一方、Tokopedia Playでライブ配信をした後は、ライブ配信を通して実際にどのくらいの人が商品を購入したのか、または商品をカートに入れたのかを数字で確認できます。

Tokopedia Playの分析画面

そのため企業やブランドの認知拡大だけでなく、商品が売れる条件やポイントを分析したい方はTokopedia Playを貴重な参考材料として役立てられます。

Tokopedia Playでライブ配信を始める方法

最後に、Tokopedia Playでライブ配信を始める方法を紹介します。スマートフォンでライブ配信を始める際は、事前にTokopedia Sellerアプリをインストールしておきましょう。なお、同アプリでライブ配信をできるのはAndroid携帯のみとなっています。

ライブ配信を始めるまでの手順

Tokopedia Playでライブ配信を始める際、特別な機材は必要ありません。ただし、商品をより魅力的に見せたり、配信の雰囲気を明るくしたりするために、三脚やクリップマイクなどを用意する人は多いようです。

また、配信者の顔と商品がはっきりと見えるように無地の壁を背景にしたり、必要に応じてリングライトを活用したりするといった工夫もよく取り入れられています。

アプリにログイン後、店名の下に「Promosikan produkmu dengan Live atau Shorts Video(ライブまたはショートビデオで宣伝しよう)」というメッセージが出てくるので、クリックします。

Tokopedia Playライブ配信画面

クリックするとBuat Shorts Video(ショートビデオを作る)とBuat Live(ライブをする)の2つの選択肢が出てくるので、Buat Liveを選びます。

なお、すでにライブ配信をしたことがある場合は、Buat Liveの下にPelajar Wawasan Videoというライブ配信の分析画面に飛ぶメニューが出てきます。

Tokopedia Playライブ配信画面

Buat Liveを選ぶと、黒い画面に切り替わります。ここではマイクやカメラの確認を行っているので、そのまま何もせず確認が終わるのを待ちましょう。

ライブ配信の設定

ライブ配信を始める前に、必要に応じて以下5項目を設定します。

Tokopedia Playライブ配信画面

1.Judul(タイトル)

Judulでは、ライブ配信のタイトルを設定できます。タイトルを設定することでこれから何の商品についてライブ配信をするのか知らせることができ、ターゲットとしているユーザーに興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。

タイトルを見てライブ配信を視聴するかどうか決める人は多いので、商品名や割引についてなど、インパクトのあるタイトルを付けましょう。

2.Cover(カバー画像)

Tokopedia Playライブ配信画面

どんなに面白いライブ配信でも、知名度が低い最初の頃は視聴者がなかなか増えないもの。自社やその商品のことを知らない人にも興味を持ってもらうためには、タイトルと同様にカバー写真も興味がそそられるものにする必要があります。

視覚ですぐに訴えかけられる点がカバー画像の利点でもあるため、一瞬で読めないような長文を書かないこと、装飾で余計な情報を増やし過ぎないことなどが重要です。

3.Produk(商品を選択)

Produkでは、ライブ配信中に表示される商品を選びます。ここでは最大15個の商品を選択可能です。

4.Atur Jadwal(スケジュールの設定)

ライブ配信のスケジュールを、最大7日先まで設定できます。ライブ配信を行う日時を事前に知らせておくことで、フォロワーが予定を開けておきやすくなります。

Atur Jadwalは事前にライブ配信をする日時が決まっている場合のみ設定する項目のため、急遽配信をする場合などは設定する必要はありません。

5.Filter Wajah(フィルターの選択)

Tokopedia Playライブ配信画面(フィルター)
Tokopedia Playライブ配信画面(フィルター)

Filter Wajahでは、画面に施すフィルターを選べます。

Wajahでは顔の質感や明るさを調整するフィルター、Makeupでは唇や肌の色が変わる化粧効果を選択できます。

ライブ配信中の設定

Tokopedia Playライブ配信画面

設定が一通り完了すると、ライブ配信開始までのカウントダウンが始まります。

Tokopedia Playライブ配信画面

カメラは内と外に切り替えが可能。画面左下にはライブ配信前に選んだ商品が表示され、ここをクリックすると商品ページにアクセスできます。

また、ライブ配信中は視聴者からコメントを通して商品に関する質問が送られてくることもあるので、見逃さないようチェックしておきましょう。

Tokopedia Playライブ配信画面

ライブ配信が終了すると、視聴者数や新規フォロワー数、商品を見た人の数、ショップに訪れた人の数、カートに追加された商品の数、売れた商品の数などが表示されます。

ライブ配信によって得られた効果を分析し、改善して次回につなげることができるので、ライブ配信が終わったらこの分析ページも欠かさずチェックしておきましょう。

ライブ配信中に活用したい機能の例

そのほかにもTokopedia Playにはさまざまな機能があります。例えばライブ配信中にのみ提供できる割引クーポンも、ぜひ活用したい機能の1つ。視聴者の中には、ライブ配信限定のクーポンを目当てに訪れる人も少なくありません。

また、ライブ配信のリンクをほかのSNSでシェアできる機能もあります。ほかのSNSに十分なフォロワーがいる場合は、そちらで宣伝することでライブ配信の認知度を高めることができます。

さらに、特定のキーワードをブロックすることで不適切なコメントを非表示にしたり、誹謗中傷をした視聴者を配信ルームから追い出したりすることも可能です。

定期的にライブ配信をすることで会社やブランドの知名度は高まっていくので、さまざまな機能を試しながらTokopedia Playをぜひ活用してみてください。

インドネシアビジネスではTokopedia Playも選択肢に

本記事ではTokopedia Playについて詳しく紹介しましたが、Tokopedia PlayやShopee Live、Instagram Live、TikTok Liveなど、いくつかのライブ配信サービスを併用して使っている企業も少なくありません。

ファンを増やすことを目的とするのであればTikTok LiveとInstagram Live、実際に購入までつなげたいのであればTokopedia PlayとShopee Liveなど、目的に応じてライブ配信サービスを使い分けるのもよいでしょう。

Tokopedia Playは利用者数が多く幅広い層にリーチできるライブ配信サービスなので、これからインドネシアでビジネスを展開したい方、すでにインドネシアに進出していてさらにファンを増やしたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。


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