インドネシアのオンラインフードデリバリーサービスGoFood、好調の要因と今後の戦略は
- 公開
- 2023/02/19
- 更新
- 2023/09/01
- この記事は約7分33秒で読めます。
インドネシアでは、オンラインフードデリバリー(OFD)サービスが日常に浸透しています。
日本でウーバーイーツがサービスを開始したのは2016年ですが、インドネシアのGoFoodは2015年には既にジャカルタでサービスを開始していました。それから地域を広げ、加盟店とユーザーを増やし、今や多くのインドネシア人にとってなくてはならない存在となっています。
GoFoodは現在インドネシアとベトナムでサービスを提供しており、2022年は前年比で取引額が倍増という飛躍の年となりました。GoFood好調の理由や今後の戦略などを見ていきましょう。
2022年に大躍進したGoFoodの今後の戦略とは

Gojekのオンラインフードデリバリー(OFD)サービス「GoFood」は2022年、インドネシアとベトナムにおける取引額が前年から倍増し、東南アジアのフードデリバリー業界平均を上回るという好業績を記録しました。
以下では、2023年1月20日のDailySocial「Gojek Ungkap Strategi dan Capaian Bisnis Pesan-Antar Makanan “GoFood” di 2022(GojekがオンラインフードデリバリーサービスGoFoodの2022年の戦略と実績を発表)」を元に、GoFoodの業績アップを支えている様々な機能や今後の戦略を見ていきます。
GoFood好調の要因
GoFood好調の要因としては、インドネシアにおけるロイヤルカスタマーの割合が前年の32%から52%に増加したことや、顧客一人当たりの平均取引額が増加したことが挙げられます。
また、以下のような様々なサービス、機能が好調だったことも見逃せません。
Hemat(節約)コース
2022年9月から、GoFoodの配達の送料は一部の注文で「レギュラー」と「Hemat」の2種類から選べるようになりました。Hematコースは配達の送料が無料になる代わりに最大15分の追加配達時間がかかり、「レギュラーコースほどのスピードは求めないが料金を安くしたい」というユーザーの新しい選択肢となっています。
なお、同じくオンラインフードデリバリー大手のGrabFoodも、配送に「プレミアム」と「スタンダード」の2つのコースを用意しています。
GoFood Plus
GoFood Plusは、サブスクリプション型のサービスです。登録者はサブスクリプション登録料を支払うことで、期間内(14日間)のすべての注文で送料の割引を受けることができます。Go-Food Plusサービスは2020年に開始し、2022年には登録者が60%近く増加しています。
GoFood Plusには3つのランクがあります。例えば費用が一番安いものは19,900ルピア(約170円)で、14日間有効です。期間内は4万ルピア(約350円)以上の注文で毎回1万ルピア(約87円)まで送料が割引になります(1日3回まで)。2週間で2回以上注文すれば元が取れる計算なので、GoFoodを日常的に利用するなら登録しようと思う人が多いのもうなずけます。
ルピア円は、2023年2月7日現在のレート(1ルピア0.0087円)で換算しています。
Dapur Bersama GoFood(GoFoodのクラウドキッチン)

「クラウドキッチン」とは、主にフードデリバリー向けで客席を設けない共用キッチンです。フードデリバリーが流行っているインドネシア各地にありますが、経営難などで廃業する例も珍しくありません。
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